第39回例会 裏長屋騒動記

2019年 7・8月例会

前進座 「裏長屋騒動記」

 

日時 7月6日(土) 14時半開場 15時開演

会場 知多市勤労文化会館

 

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江戸のとある裏長屋に出入りする紙屑屋(かみくずや)の久六が、浪人朴斎(ぼくさい)とその娘お文(ぶん) に懇願されて二百文で買い付けた古い仏像。
それを蔵屋敷から声をかけてきた若侍の作左衛門に三百文で売ったところ、仏像の腹の中から出てきたのは誰のものともわからない大金五十両!
ところが、朴斎も作左衛門も、この金は自分のものではないから受け取れない、と強情に言い張り、久六は裏長屋と蔵屋敷を、五十両を持たされたまま行ったり来たりで、良心の大ピンチ…。
また同じ裏長屋の"らくだの馬"という鼻つまみ者は、今日も傍若無人のふるまいの末、フグにあたって死んでしまいます。
馬を訪ねてきた兄貴分の半次は、馬の弔いにかこつけてご馳走にありつこうと、久六を巻き込んで強欲大家の家まで乗り込み、目を覆う大騒ぎ。
そんなある日、作左衛門は藩主綱正から呼び出しを受けます。
朴斎を訪ねたものの留守居のお文に受け取りを断られ、未だ行き場のない例の五十両でのお咎めかと恐れていると、思いがけない展開が…。


第40回例会 野の花ものがたり

2019年 9・10月例会

劇団民藝 「野の花ものがたり」

         徳永進「野の花通信」より

 

日時 9月16日(月・祝)

会場 知多市勤労文化会館

 

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作=ふたくち つよし 演出=中島裕一郎

あらすじ

鳥取の総合病院に内科医として勤務していた徳丸進は、そこを出て町なかに小さなホスピスをつくった。野の花が好きだったので、野の花診療所と名づけた。売り文句は“ 23 時間あらゆる患者さんに対応します!”。
地方勤務医時代、たくさんの患者の死に立ち会ったが、ほんとうに十分な対応や支えができたのかどうか。野の花診療所は、助けてほしいと訴える人びとをだれでも受け入れ、患者の望むことは何でもしてあげる、そんな場所にしたいと願った。
人の死は終着駅なのか、死は悪者なのか、あってはいけないものなのか……。患者とその家族に寄りそい試行錯誤をつづける徳丸医。今日も診療所にはさまざまな病気とそれぞれの思いを抱いた新しい入所者がやってきます。


第41回例会 パパ、I LOVE YOU!

2019年 11・12月例会

加藤健一事務所

 

日時 11月7日(木)

会場 知多市勤労文化会館

 

外部リンク 加藤健一経歴

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1994年初演

作: レイ・クーニー
訳: 小田島雄志、小田島恒志

 


第42回例会 イヌの仇討

2020年 1・2月例会

こまつ座

 

日時 

会場 

 

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時代の真実は虚偽と謎だらけ。
現代と変わらぬ歴史のからくりと人間のドラマ、忠臣蔵・・・
武士の正義は、はたして本当につらぬかれたのだろうか。

討ち入り当日、密室でお犬様と炭焼き小屋に隠れていた吉良上野介は
どんな思いで首をはねられるまでの二時間を過ごしたのか。
吉良の目線から、その知的な興味を駆使して語られるスリリングな舞台運びは、
作者の目でみた忠臣蔵のもう一つの側面を浮かび上がらせる。
大石内蔵助の登場しない忠臣蔵は、逆に大石内蔵助を鮮明に浮き立たせ、
移り気な大衆の力によって美談として今に伝聞されるべき、作られた忠臣蔵ではなかったか?
さて、その真実は・・・こまつ座の初演から二十九年の時を経て、今甦る井上ひさしが描いた「忠臣蔵」異聞。



時は元禄十五年(一七〇二) 十二月十五日の七ツ時分(午前四時頃)。

有明の月も凍る寒空を、裂帛の気合、不気味な悲鳴、そして刃に刃のぶつかる鋭い金属音が駆け抜ける。
大石内蔵助以下赤穂の家来衆が、ついに吉良邸内に打ち入った。狙う仇はただ一人。
「吉良上野介義央」
ところが、やっとの思いでたどりついた上野介の御寝屋は蛻の殻だった。
上野介は、御勝手台所の炭小屋に逃げ込んでいた。
赤穂の家来衆が邸内を二時間にわたって、三度も家探しをしていた間、
身を潜めていたというあの物置で、彼らの心に何が起こったのか。
果たしてどんな事実があったのだろうか。
―――討ち入りから三百五十年、歴史の死角の中で眠っていた物語が、東憲司の演出によって二十九年ぶりに甦る。


思えば、あの白髪の品のいい老人が気の毒でならぬ。
ある日、些細なことを根にもたれ、いきなり切りつけられたばかりか、
あげ句の果てには殺されて、壮大な貴種流離譚のために、
三百年間、悪く言われっ放しのあの老人を、
私はときどき手を合わせて拝みたくなる。
――井上ひさし


井上ひさし版忠臣蔵『イヌの仇討』には浅野内匠頭も大石内蔵助も出てこない。
仇役・吉良上野介に光を当てた異色作である。
打ち入られてからの二時間、逃げ隠れた物置のみで進行する物語の台詞の数々は暗闇の中で光り輝き、
豊かに広がり、人間の生きる性を問い正してくれる。
権力に忠実なイヌとして生きてきた一人の老人を慈しみながらも、滑稽に笑い飛ばし、厳しく残酷に打ちのめす。
この物語は三百年前に起きた事件を通して今現在の日本の恥部をも晒けだしているようにも思える。
僕にとってこの戯曲は挑戦である。
赤穂浪士のごとく武者震いし、そして吉良上野介のように怯えている。
いずれにしろ覚悟を決めて、作者の愛溢れる言葉の渦に飛び込んでゆくのだ。
――東憲司


第43回例会 マクベス

2020年 3・4月例会

劇団東演

 

日時 

会場

 

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作/W・シェークスピア
翻案・演出・美術・衣裳/V・ベリャコーヴィッチ
訳/佐藤史郎
演出補/O・レウシン

 

近年、「どん底」「ハムレット」「検察官」と劇団東演で精力的に演出してきたV・ベリャコーヴィッチ最後の演出作品。劇団創立60周年記念公演の第一弾としてモスクワ・ユーゴザパト劇場と提携し総力を挙げて上演します。現・芸術監督、O・レウシン氏が演出補として俳優、スタッフと来日、今までにも増して、スリリングな衝撃の舞台、光と闇の「マクベス」を、ベリャコーヴィッチ追悼の気持ちも込めて皆様にお届けします。この作品はベリャコーヴィッチが日本での上演を熱望し、果たせなかった因縁の舞台です。

 
 反乱軍との戦いに勝利したマクベスは、ともに戦ったバンクォーと息高く国王・ダンカンのもとにはせ参じる途中、三人の魔女たちに出会う。魔女たちは、マクベスはコーダーの領主となり、やがて国王になる運命にあると予言する。そして「正義は悪、悪は正義!」と呪文を口にしながら消えていった。

 思いもしない不気味な予言に動揺しながらもあり得ないことと一笑に付し、国王・ダンカンへの戦勝報告のために急ぐのだった。しかし事態は魔女たちの予言通りに推移していく。戦いの功により国王はコーダーの領主にマクベスを任じたのだ。
 「魔女どもは真実を知っていたというのか!ということは・・・・」。驚くマクベスは夫人にことの成り行きを話す。「それは予言よ・・・・きっと運命がそう約束したの。だって運命は気まぐれにあなたの頭に王冠を載せたりしない筈。忘れないで、その王冠をご自分の頭に載せるのはあなた自身だってことを!」
 ・・・・運命の扉は果たして・・・・。


第44回例会 Sing a Song

2020年 5・6月例会

トムプロジェクト

 

日時 

会場 

 

あの時代に生きた人々 彼らを救ったのは 歌 だった―

 外部リンク


昔一人の歌い手がいた
歌を愛し歌に愛された彼女
だが戦争が彼女から歌を奪おうとした
歌い手とその歌に惚れ込んだ仲間たちは誇りを胸に皇軍慰問の旅に出る
歌に生きた一人の女とその歌を愛した人々の物語


本作は今、演劇界で最も注目を集める劇団チョコレートケーキの古川健による書下ろし。
主宰の日澤雄介が演出する。
出演は女優・声優として観る者を魅了し続ける名マルチプレーヤー戸田恵子。
"お昼の顔"を卒業後、舞台・映画・ドラマと精力的に活動するベテラン大和田獏。
元劇団唐組の鳥山昌克、劇団トラッシュマスターズの髙橋洋介、劇団チョコレートケーキの岡本篤、
そして藤澤志帆、と小劇場で活躍する魅力的なキャストが集まった。


第45回例会           大空の虹を見ると私の心は踊る

2020年 7・8月例会

文学座

 

日時 

会場 

 

ブログ

 

人々の夢の記憶が息づく場所、映画館。
赤字続きの映画館をたたもうと職探しを始める館主。
そこに、とうに家を出ていた息子が舞い戻ってくる。
いわくありげな男が息子を追って転がり込んできた。
親子の間には、十年前にいなくなった少年が影を落としている。
口にしなかった言葉、言葉にならなかった思いを
父と子はどう受け渡すことができるのか。
晴れ渡る秋空の下、映画館はラスト・ショーを迎える。


第46回例会 送り火

2020年 9・10月例会

劇団民藝

 

日時 

会場 

 

外部リンク

 

山あいの集落。中心を流れる谷川に沿って十数軒の家が並ぶ、その一番奥の家の中。八月十六日、お盆の最後の日の夕刻。
「七〇年もたった気がせんよ」。ここ数年、吉沢照は自分の身の振り方を考えてきた。身体的にも弱ってきているし、近くに親しい人はいるのだが他人の世話にはなりたくない。戦後、保育園の先生になった照は、子供たちに童話をよく読みきかせた。山あいに閉じこめられていた照はどこかよその国に行く夢をずうっとみていたのだろうか。
「アリスは不思議の国に。ハイジはアルプスの山を下りて町に。ウェンディはネバーランドに。ジョバンニは銀河鉄道の旅に」
……どっか遠くへ。ほじゃけどみーんな帰ってくる。


第47回例会 横濱短篇物語

2020年 11・12月例会

劇団青年座

 

日時 

会場 

 

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出会い、別れ、憧れ、嫉妬、友情


男と女、男と男、そして女と女
時代の流れの中でそれぞれの運命がもつれ合う
横浜のとある老舗ホテルを舞台に
マキノノゾミ氏が12年ぶりに新作を書き下ろした

 

舞台は横浜の老舗ホテル
奥山ハルコと柳井フミヨ、二人は同じ高校の演劇部員
憧れの映画監督に会いたいという思いから二人の物語は始まる
偶然の出会いと避けられない別れ
二人の道は時に離れ、時に近づき交差しながら人生の時を刻んでいく
1970年から5年ごとに時代を切り取った7つの短篇が
ネックレスのようにつながって物語を紡ぐ